全国の治療院関係者の皆さん、こんにちは。
あさがお整骨院・あさがおパーソナルラボ、治療一筋36年、院長の加藤秀之です。
〈動画の時代〉───。
そんなことが言われて久しいように思いますが、2019年現在、まさに今は〈動画の時代〉でしょう。
マーケティングの世界でも同じです。
今や動画マーケティングは圧倒的なパワーを発揮しており、もはや治療院でも〈動画マーケティング〉に取り組まないことは損とさえ言えます。
先生は、一日のうちで何らかのインターネット上の動画を見ない日があるでしょうか?
ご家族や、周りの方はどうですか?
「動画って何となく効果がありそうな気がするけど、根拠が分からないなー…」
「流行っているのは分かるけど、動画って本当にそんなすごいの?」
この記事では、調査結果や事例を根拠に動画の圧倒的なパワーをご紹介します。
読み終えたときには〈動画マーケティング〉に取り組むメリットが完全に理解できるようになっています。
さあ!時代に乗り遅れるな!
目次
インターネット動画が普及している背景
インターネットの動画は、別に新しいものではありません。
かの有名なYouTube(ユーチューブ)も、サービスを開始したのは2005年。
既に15年近い歴史があります。
にもかかわらず、今、治療院でも動画マーケティングに注目すべき理由は何だと思いますか?
インターネットの高い普及率と、動画視聴率
総務省によると、日本の人口に対するインターネット普及率は、約84%だそうです。
もはやインターネットを使わない人に会うことすら難しい状況ですよね。
そして、インターネットを使う人の閲覧時間のうち、実に30%以上が動画視聴なのだそうです。
インターネット回線速度の高速化
動画は、静止画やテキストに比べて容量が大きいため、安定した回線がないと再生できません。
インターネットが一般家庭でも使われるようになったのは1990年代の後半~2000年代初頭にかけてです。
当時を覚えている方は、ダイアルアップのアナログ回線で接続する「ピーヒョロロロロ…」というノイズが懐かしいのではないでしょうか。笑
あの頃の回線速度は30Kbps程度…画像を1枚表示するのに、何分もかかっていました。
比べて、今や当たり前になっている〈光回線〉の回線速度は1Gbps。
- ・30Kは、30,000のこと。
- ・1Gは、1,000,000,000のこと。
単純計算で、この20年の間に、3万倍の容量のデータがやりとりできるようになったのです。
そりゃあ動画だって楽勝で観ることができますよね。
端末の普及とモバイル回線速度
インターネットを閲覧する端末は、大きく分けてパソコンとスマホです(あとタブレットもあります)。
総務省によれば、パソコンの普及率は95%、スマホの普及率は75%だそうです。
誰でも、いつでも、動画が観られる時代になったというわけです。
スマホに関して言えば、モバイル回線の進化も著しいものがあります。
Apple社のiPhone(アイフォーン)が流行り始めた2008年頃から、〈3G〉なんて言葉を見かけるようになりました。
(意味は分からなくても、見覚えはありませんか?)
これは3rd Generation=第3世代回線のことで、だいたい14Mbpsくらいの速度でした。
それに対し、現在普及している〈4G〉の回線速度は、27Mbpsですから、これだけで約2倍です。
さらに、オリンピックの2020年を見据えて〈5G〉のインフラ整備が既に動き出しており、これは理論上、最大20Gbpsというとんでもない数字なんだそうです。
詳しくは私も分かりませんが、とにかくたくさんのデータがやりとりできる時代になっている、ということです。
数字で見る動画の効果と〈動画マーケティング〉のメリット
動画が普及し始めたことは分かりました。
次は、実際に動画がどんな効果を発揮しているのか、いろいろな統計調査結果を基に見てみることにします。
以下に挙げる数字は、次のウェブサイトから引用しています。
英語表記ですが、非常に面白いデータなので、気になる方はチェックしてみてください。
引用:『Wire Buzz l 32 Video Marketing Statistics That Matter In 2018』
さまざまな業界の例が取り上げられていますが、内容としてはそのまま治療院にあてはめられるものだと考えています。
短時間で膨大な情報量を伝えられる
idea rocketのまとめによると、1分間の動画で伝えられ情報量は、180万語(英単語)だそうです。
これは紙で換算すると、約3,600ページ分に相当します。
イメージが湧かないくらい、すさまじい情報量ですよね…。
そして、少なくとも私の周りには、1分間で3,600ページ分の文字を読める人はいません。
忙しい現代人に対して何かを伝えようとするとき、こんなに適した媒体はありません。
商品購入率が174%に激増
marketing sherpaというサイトで紹介されていた、あるおもちゃメーカーの例です。
大手おもちゃメーカーのStep2社は、商品についての動画を視聴した顧客と、そうでない顧客が、それぞれ視聴後の商品の購入率を調べる実験を行ったそうです。
その結果…なんと動画を視聴した顧客のほうが174%もの購入率を示したそうです。
動画には、視聴者に具体的なイメージを抱かせ、決断を後押しする効果があることがわかります。
ウェブサイトのSEO評価も上がる
『接骨・整体・治療家のためのSEO対策の基本の「き」』の記事でも紹介したように、SEOはとっても大切であり、またたくさんの評価基準があります。
そのたくさんの評価基準のうちの一つが、〈ウェブサイトの滞在時間〉です。
「ユーザーが長く閲覧しているウェブサイトは、ユーザーにとって有益なウェブサイトである。すなわち、優良なウェブサイトである。」と、Googleはこのように判断するわけです。
mist mediaによれば、動画が設置されたウェブサイトは、動画のないものと比べて、ユーザーの滞在時間が188%にもなるそうです。
ほとんど倍ですね。
院のウェブサイトを検索の上位表示させるためにも、動画は大活躍してくれます。
周りの人に〈共有〉してもらいやすい
「面白いインターネット記事を見つけたよ。10分で読めるから、読んでごらん」
「面白いインターネット動画を見つけたよ。3分で観られるから、観てごらん」
あなたなら、どちらのほうが「見てみよう」と思えるでしょうか?
答えはけっこう明白だと思います。
YouTubeやInstagramなどの動画を提供するコンテンツのほとんどは、他人に〈共有〉する機能がついており、もはや若い世代を中心に、〈共有〉はひとつの文化になりつつあります。
また、共有される側も、動画であればより「見てみようかな」と思うハードルが低くなります。
『最強の集客ツール〈お客様の声〉!簡単な集め方~最適な活用方法まで全て大公開』の記事でも紹介したように、口コミなどの評価のユーザーに対する信頼度、影響力は絶大ですから、せっかく広告をつくるのであれば〈共有〉は是非、狙いたいところです。
メールのクリック率を大幅アップする
『知れば絶対やりたくなる!素晴らしきメルマガの魅力』などの記事の中で、メールマーケティングの高い効果についてご紹介してきました。
そんなメールの効果をさらに高めてくれるのが、動画です。
先ほどと同じmist mediaによると、動画の挿入されたメールは、そうでないメールと比べて、クリック率がなんと90%も高いことが分かったそうです。
メルマガに取り組んでいる先生は、確実に動画を取り入れるべきですね。
〈動画マーケティング〉で押さえておきたいポイント
動画の圧倒的なパワーが、しっかりと理解できましたね。
さあ、あとは取り組むだけです。
とはいえ、他のマーケティング同様、やはり闇雲に突っ走るだけでは本来の効果は得られません。
実際に動画マーケティングに取り組むうえで、確実に押さえておきたい大事なポイントを記事にまとめました。
ぜひ、先にチェックしておいてください。