全国の治療院関係者の皆さん、こんにちは。
あさがお整骨院・あさがおパーソナルラボ、治療一筋36年、院長の加藤秀之です。
『数字で見る!動画の圧倒的パワーと〈動画マーケティング〉の素晴らしいメリット』の記事で、絶対に動画マーケティングに取り組むべきであるという理由をお伝えしました。
この記事を読んで、すっかり動画マーケティングに前のめりになっている先生のために、ここでは確実に押さえておきたい6つのポイントについてご説明します。
せっかくの動画マーケティングで失敗しないよう、そして効果を最大限に引き出せるよう、ぜひチェックしてください。
目次
動画マーケティングで押さえておきたい6つのポイント
動画マーケティングで大切なポイント───先生は何だと思いますか?
お金をかけて立派な動画をつくることでしょうか?
動画を実際につくったり、それをインターネット上にアップしたりするのが大変な先生は、その作業はプロに依頼しても良いでしょう。
しかし、マーケティングを実際に行うのは先生自身です!
軸となるポイントを先生がしっかり理解しておくことこそが、成功への近道です。
動画マーケティングで大切なポイントを、私は次のように考えます。
1.目的を明確にする
これは、いつも言っていますね。
動画に限らず、あらゆるマーケティング施策において〈目的を明確にする〉は基本中の基本だと思ってください!
〈何のためにやるのか〉が曖昧なままでは、出来上がるものも曖昧で中途半端なものになってしまいます。
曖昧で中途半端なものは、誰にも響くことはありません。
また、目的が明確だということは、あとで振り返り、反省ができるということです。
反省ができるということは、改善ができるということです。
いわゆるPDCAを回すためにも、目的の明確化は真っ先に行いましょう。
2.ターゲット設定を行う
これも、いつも言っていることです。
マーケティングとは、相手にメッセージを届けることです。
メッセージは、相手が具体的であればあるほど、ドンピシャに響くものになります。
ターゲットの設定にも、コツが存在します。
この記事を読んでいただければ、誰でもターゲット設定の達人になれますので、ぜひ参考にしてください。
『これだけ読めば全部わかる!超簡単〈ペルソナ〉の作り方と使い方』
また、動画は、次に挙げるように、視聴者の年代によって好まれる傾向が異なります。
この点でも、ターゲット設定の重要性が浮き彫りになります。
3.年代別に最適な媒体を選ぶ
年代別や媒体別の傾向を理解し、最適な媒体を選びましょう。
Cyberbull社によるこちらの調査結果が面白いので、参照しています。
10代、20代
圧倒的にスマホを利用する世代です。
そうなると、例えば〈縦長の動画〉などはインパクトが大きいといえます。
SNSの利用も盛んであり、特にInstagram(インスタグラム)の訴求力が高い世代です。
「動画を毎日視聴する」という人も多く、動画マーケティングの効果が得られやすいといえるでしょう。
30代、40代
あまり知られていませんが、〈動画広告を最後までよく観る世代〉といわれているのがこの年代です。
マーケティングという点においては、10~20代の若者よりも響きやすいと言ってよいでしょう。
媒体としてはTwitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)の利用率が高いため、これらの媒体からは高い反応が期待できます。
50代以上
60代以上となるとまだまだテレビの世代ですが、実は50代のネット利用率は約80%。
しっかりと動画マーケティングのターゲットになる世代です。
Facebook(フェイスブック)をビジネス利用している人が多い他、実はYouTube(ユーチューブ)の利用者としても無視できない層です。
この年代傾向はどんどん上がっていくことが予想されますから、「動画マーケティングは若者向けだ」という先入観は捨てるべきでしょう。
4.冒頭の掴みを大事にする
動画は、〈最初の10秒が最も大切〉だと言われています。
なぜなら、多くの視聴者は最初の10秒で、その動画を観続けるべきか判断をしてしまうからなんです。
最近増えてきたYouTube(ユーチューブ)内の広告も、最初の5秒間はスキップできないようになっていますよね?(分からない人は、YouTubeで適当な動画を再生してみてください。)
その動画広告を観たいと思う層、スキップしたいと思う層を分別するには、5秒間で十分というわけなんですね。
チラシの見出しや、小説の書き出しと同様、動画も掴みが大切だと覚えておきましょう。
5.再生時間を5分以内に収める
総務省によれば、インターネット利用端末の割合は、今やスマホがパソコンを上回っています。(スマホが約60%に対し、パソコンは約50%)
そして、スマホユーザーの平均連続動画視聴時間は、約3分間であるといわれています。
つまり、あんまり動画が長いと最後まで観てもらいにくいということです。
長くなるとメッセージもボケてしまいがちですから、ひとつの動画はだいたい5分以内に収まるように編集するのが良いでしょう。
6.一貫したスタイルを保つ
例えば、何かテレビ番組を思い浮かべてみてください。
だいたいどの番組もオープニングのテーマ曲があり、タイトルロゴが現れて…こんな感じで一貫したスタイルでつくられています。
『キューピー3分クッキング』の例などは、とても分かりやすいですよね。
あの曲とキューピーちゃんで、誰もが「3分クッキングだ!」と分かります。
そして、「短い時間で、今夜のおかずのヒントがもらえる」と分かります。
これはつまり、ブランディングなのです。
動画配信者のイメージを、視聴者に植え付けることができるのです。
- 「あ、○○整骨院の動画だ!」とすぐに分かってもらえること。
- 「○○の情報が得られるはずだ」と期待してもらえること。
これを目指して、一貫性のある動画づくりを心がけましょう。
まとめ
動画マーケティングに取り組むうえでは、次の6つのポイントが大切であることが分かりました。
- ・目的を明確にする
- ・ターゲット設定を行う
- ・年代別に最適な媒体を選ぶ
- ・冒頭の掴みを大事にする
- ・再生時間を5分以内に収める
- ・一貫したスタイルを保つ
動画マーケティングに取り組むべき理由が分かり、注意すべきポイントも押さえた今、あとは行動に移すだけです。
そして、それこそが最も大切なことなのです。
世の中のオトナの多くは、驚くほどに〈考えるだけで、行動に移さない〉のです。
たぶん、99%の人は「○○すれば上手くいくんだろうな」と思いながら、それを実行していません。
つまり!行動に移すだけで、あなたが世の中の上位1%になることができるのです。
成功を掴むために、明日ではなく、今日でもなく、今、行動しましょう。