全国の治療院関係者の皆さん、こんにちは。
あさがお整骨院・あさがおパーソナルラボ、治療一筋36年、院長の加藤秀之です。
先生、チラシ、配ってますか?
チラシは低コストながら、絶大なパワーを持つ集客ツールです。
『「ヒットチラシの作り方」| チラシの作り方で集客力を10倍アップ』で紹介したポイントを押さえれば、通常の10倍の成果をあげる〈驚異のヒットチラシ〉をつくることもできます。
つくったチラシは新聞の折り込み広告に入れることもできますが、これは追加でコストがかかりますし、広範囲に配られるため、ちょっとした〈ムダ〉も含まれてしまいます。
そこでオススメしたいのが、昔ながらの〈ポスティング〉=先生自身でご近所にチラシを投函して回る方法です。
「忙しくて、そんなことしてる時間なんかないよ」
「ポスティングなんて、今どき効果があるの?」
心配ご無用。
ポスティングはポイントを押さえて行えば時間もかかりませんし、効果も抜群です!
今回は、そんなポスティングで最大の効果を引き出すための〈コツ〉をご紹介します。
やったことのない方は、これを読んですぐに取り組んでみてください。
既に取り組んでいる方は、さらに効果を高めるために、ご自身のやり方と比較してみてください。
目次
ポスティングを行う前に知っておくべきこと
まずは基礎知識として、次のことを知っておきましょう。
自分でポスティングを行うメリット
わざわざ先生の貴重な時間を使ってチラシを配るからには、それなりのメリットがないといけません。
ポスティングには次のようなメリットがありますので、行う価値があるかどうか、判断の基準にしてみてください。
- ・配布業者や新聞社へ払う料金を削減できる
- ・エリアやターゲットを絞ってムダなく配布できる
- ・効果測定によってどんどん改善できる
- ・広告の内容や規格が規制に縛られず、自由にできる
忙しいとついついアルバイトなどでお願いしたくなりますが、上記のようなメリットを考えて、できるだけご自身で行うべきです。
現実的な目標設定をする
どの程度の効果が期待できるのか理解せずに取り組むと、ムダが多くなってしまったり、必要以上に結果に一喜一憂したりするハメになります。
一般的に、ポスティングの反響率は低い場合で0.1%(=1,000枚配って1件の集客)、高い場合で3.0%(=100枚配って3件の集客)程度だと言われています。
スタート時点では、これを基準に目標を立てましょう。
あとは、効果測定を行いながら少しずつ目標を上方修正していきます。
長期的に取り組むものだと理解しておく
上に書いたように、ポスティングは効果測定を行いながら少しずつ効率を上げていくことを前提に行うものです。
一回やって終わり、なんてことにならないようにしましょう。
「このエリアは反響が多かった」
「こんなデザインにしたら問い合わせが増えた」
試行錯誤を繰り返し、長期的にベストな形を見極めていってください。
ポスティングのコツと注意点
次はいよいよ、実際にチラシを配るときのポイントを紹介します。
チラシを配る時間帯
時間帯は、非常に重要な要素です。
必ず押さえておきましょう。
まず、院の営業時間外だからといって、非常識な時間帯にチラシを配ることは避けなければなりません。
例えば新聞と同じような薄暗い早朝や、閉店後の夜遅い時間───。
こんな時間に見知らぬ人がポストの周りをウロウロしていたら、怪しいですよね?
せっかく頑張っても悪い印象を与えることになりかねないので、やめておきましょう。
では、いつなら良いのでしょうか?
私がおススメしたいのは、夕方ごろです。
まだ暗くなる前の夕方ならポストに近付いても不審な印象はありません。
また、仕事帰りの方や買い物帰りの方が、ちょうどポストをチェックする時間帯でもあるため、チラシが目に留まりやすくなります。
「お断り」表示に注意
ポストの周囲に、よくチラシやビラを断る旨のシールなんかが貼ってあるのを見たことがありませんか?
これがあるところには、絶対にチラシを配ってはいけません!
理由は、言うまでもないでしょう。
戸建てを優先する
アパートやマンションなどはポストがまとまっているので、一見効率的にポスティングができるような気がします。
ところがこのような集合住宅では、建物全体でチラシをお断りしている場合がある他、そもそもポストのあるところまでたどり着けないケースもあります。
また、住んでいる人の特徴がつかめないため、分析しづらいというデメリットがあります。
まずは戸建てのお宅を中心にポスティングしてみましょう。
はみ出し厳禁
ときどき、ポストから投函物がはみ出しているのを見かけませんか?
あれも絶対にやってはいけないことです。
まず見た目に非常にガサツな印象でみっともないのと、万一雨などが降った場合にはポストの中に雨水が入り込み、最悪の場合、賠償問題に発展しかねません。
チラシは、全体が完全にポストの中に収まるように丁寧に入れましょう。
どうしても入らない場合、諦めたほうが得策です。
エリアを絞って行う
先生の貴重な時間を使ってポスティングをするうえでは、ムダは許されません。
効率的にチラシを配るには、事前にしっかりとエリアを定めて取り組むようにしましょう。
「今日は○○町×丁目に100枚」
など、明確に範囲とゴールを定めて行うことで、効率が上がるばかりでなく、その後の効果測定を行う際にも分析がしやすくなります。
乗り物の停め場所に注意
すべて徒歩で行う場合は問題ありませんが、自転車やバイクを使ってポスティングをするときは、乗り物を停める場所に細心の注意を払いましょう。
建物の出入口や、歩道などに乗り物を停めることは近隣の方の迷惑になったり、最悪の場合は法律違反になることもあります。
自分の利便性よりも、法律や周囲への気配りを優先するように心掛ければOKです。
新聞の折り込み広告の曜日ごとの傾向を分析する
新聞の折り込みチラシには、曜日ごとにターゲットに合わせた傾向があることをご存知でしたか?
- ・土曜日は最も数が多く、家族向け高額商品のチラシが多い
- ・火曜日は主婦向けのスーパーのチラシが中心
などなど…。
インターネットで「折り込みチラシ 曜日」などで検索すれば情報がたくさん出てくるので、ぜひ一度調べてみてください。
かなり面白いですよ。
そして、この傾向を分析してポスティングを行えば、より効果を高めることもできます。
例えば、数の多い土曜日に配っても、他に埋もれて捨てられてしまうかもしれません。
主婦層をターゲットにしたチラシを配りたければ、火曜日を狙うと読んでもらいやすいかもしれません。
まとめ
ポスティングの奥深さがお分かりいただけたでしょうか!
こうしてポイントを押さえて取り組めば、たかがチラシ配りといえど、地域密着型のとても効率的な集客が可能になります。
資金も専門知識も必要ないので、ぜひ明日にでも始めていただきたいと思います。